トルコリラへの外貨預金 ~トルコの文化と政党政治~

少子高齢化に伴う人口減少、これによる消費を中心とした内需の急激な縮小、その一方で肥大し続ける社会保障費による財政赤字の累積。こうした中、日本では21世紀になってから「ゼロ金利」と呼ばれるような低金利政策を維持しています。
しかし、低金利政策のみでは景気への刺激策として十分な効果を持たず、日本銀行は異次元緩和と呼ばれる未曾有の金融緩和を行い円のマネーストックは膨張し続けています。
しかし、内需の乏しい国内には投資先が見当たりません。

そこで注目されているのが外貨による資金の運用です。
外貨の運用には様々ものがありますが、代表的なものはFX取引と外貨預金でしょう。
日本の銀行に預金しておいても日本の金利が低い以上資産運用にはなりません。
先進国の国は概ね低金利政策を維持していますがブラジルやトルコのなどの新興国はインフレ抑制のため高金利政策を採っています。
特にトルコは重化学工業化や黒海でのエネルギー資源開発などその経済発展が期待され、トルコの通貨であるトルコリラは単に高金利名だけではなく今後価値が高まる通貨と考えられFX取引や外貨預金をする場合に大きな注目を集めています。

しかし、ここに一つ心配な点もあります。
トルコは多民族、多宗教の複雑な文化を持っている国です。
このため今トルコの政治は混乱しています。
トルコは多様な文化を持った国なので小さな政党が乱立する傾向にあります。
これまでイスラム主義の政党である公正発展党が与党として、世俗主義派の共和人民党が最大野党として存在し、公正発展党の強いリーダーシップで政策が推し進められてきました。
しかし、2015年の選挙でクルド派の政党が議席を伸ばし与党は過半数割れ、公正発展党と共和人民党の二つの政党が連立政権を協議しましたが決裂に終わりました。

トルコは経済面では強い発展的可能性を持っている一方、政治的には不安定な状態が続いています。
トルコリラで外貨預金をする場合、こうした政党の動向に注意することも大切だと思われます。

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